犬の3大死因ってなに?

犬の3大死因というものをご存知でしょうか。
いつも健康でいてくれればいいのですが、生き物であれば病気は避けられません。
3大死因とは病気の中でも、命を落とす確率が高いものです。
どんなに大切に育てても、餌に気を付けてあげても完全に回避する事は残念ながら出来ない現状です。
飼い主に出来る事は犬の挙動や糞の状態などをしっかりと観察し、何かおかしいところがあれば早期に病院に連れて行ってあげることでしょう。

まず、3大死因の中でも一番多いとされるのが「がん(悪性腫瘍)」です。
人間の死亡原因でも一番多いのががんであり、もっとも命を落とす確率が高い病気だという事はご存知でしょう。
それは犬の世界でも同じなのです。
細胞の突然変異、細胞の異常増殖で発症するこの病気は、古い細胞がどんどん増え続ける事でがん細胞化していきます。
年を取る程に発症率が高くなるので、定期検査は必ず連れて行ってあげるようにしましょう。

がんは早期発見をしなければ、全身転移する為に注意しなければなりません。
進行する程に死亡率がぐんと上がるのですが、恐ろしい事にがんは早期発見をするのがとても困難な病気でもあります。
愛犬の異常を発見し、病院で検査をして貰った時にはすでに悪化していること多いそうです。
その為、3大死因の一位として挙がってしまうのです。

次に多い3大死因としてあがるのは「心臓病」です。
犬が高齢になると僧房弁閉鎖不全症という心臓病になりやすくなります。
僧房弁閉鎖不全症とは通常は一方にしか弁が開かないようになっているのですが、左心房と左心室の両方向に血流が流れるようになり、左心室へ送られる血液が少なくなります。
体内の血液量も少なくなる事から、心臓が頑張り過ぎて誇大化し、風船のように大きくなるというものです。

心臓が誇大化すると、心臓だけでなく肺にも血が溜まってしまうようになります。
肺に血が溜まれば、肺水腫になります。
肺水腫とは水中で溺れたみたいに呼吸が苦しくなる症状です。
心臓がうまく血液を送れなくなると、肺だけではなく体中がおかしくなっていきます。
症状が悪化していけば、腎臓も上手く機能しなくなり、急性腎不全を起こすこともあるのです。
「腎不全」は3大死因の最後の一つです。

全ての病気は初期症状を察知するのが難しく、どんなに愛犬を観察していてもわからない事があります。
犬はどんなに具合が悪くとも、隠してしまう性質があるからです。
本来ならば費用のことを考えても、早期に治療する事が望ましいのですが、ワンちゃん自身が隠してしまうという事情もあり初期症状を見つけられない事もあります。
やはり、定期的に病院で健康診断を受け、少しでもおかしい挙動をする場合は費用をけちらず、病院に連れて行き治療を受けるようにしましょう。